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講師紹介ページ

経験豊富な教授陣が授業を担当!
農業を基礎から学ぶ!実習編や特別授業!

開学80年の鯉淵学園が送る
本学初のオンライン授業!
講師陣をご紹介いたします!

講義名:有機農業
講 師:藤井義晴

◾️経歴
京都大学農学部食品工学科卒(栄養化学研究室)

国家公務員上級職試験に合格し、京都大学大学院農学研究科博士課程中退

農林水産省に農林水産技官として採用、

農林水産省 農業技術研究所 作物栄養科研究員として土壌肥料・作物栄養に関する研究に従事、

農業環境技術研究所、四国農業試験場、オクラホマ州立大学客員研究員においてアレロパシー(他感作用)に関する研究に従事、農業環境技術研究所 研究室長、プロジェクトリーダー等を経て

東京農工大学 農学部 国際環境農学部門 教授、卓越教授、特任教授を経て、現在名誉教授。

2024.4.1から鯉淵学園農業栄養専門学校 教授

◾️今回の講義内容について

1)有機農業基礎(用語解説を含む有機農業、自然農法の歴史と基礎技術紹介)

①農林水産省の定めた有機農業、有機農業に関連する法律の紹介

②有機農業の歴史(有機農業の起源、自然農法も含めて紹介)

③有機農業の種類と分類(日本、ヨーロッパ、アメリカで行われている有機農業について概説)

④有機農業に使われる基礎技術:輪作、堆肥、緑肥、アレロパシーの利用、生態的防除技術等について概説

⑤有機農業の欠点・問題点(安全性、環境への影響、許認可における問題点)

⑥有機農業の未来展望

 

2)野草と雑草(雑草の種類と防除法、とくに有機農業における制御法、雑草の有効利用)

①雑草と野草の違い(野草は雑草ではない、雑草の強さと弱さについて紹介)

②雑草の種類と防除法、雑草群落の調査法(特にコドラート法による乗算優占度の測定)

③有機農業における雑草防除法、アレロパシー利用の応用編

④雑草の生活形、種子散布法、発芽生理、雑草の生育型戦略、遷移メカニズム

⑤除草とその作用機構、除草剤の功罪、遺伝子組換え作物(ほとんど全てが除草剤抵抗性作物)

⑥雑草の有効利用、雑草ビジネス、雑草は未来の作物

 

3)農法と農業(有機農業、自然農法における日本と世界のいろいろな農法の紹介)

①日本の有機農業:その歴史的な背景と現状について紹介(福岡農法、宗教団体の支援するもの等も紹介)

②世界の有機農業:ヨーロッパ特にドイツの生態学研究、バイオダイナミック、オランダ、フランスの有機農業、アメリカのロデール研究所、レオポルドセンター、ノーブルリサーチセンター等における取組と成果の紹介、インドおよび東南アジアの伝統農法と有機農業、アフリカにおける自然農法)

③カリフォルニア大学のアグロエコロジーグループの研究と農法

④オーストラリアのビルモリソンのパーマカルチャー:その理論と適用限界

⑤トマト等で利用される原産地再現農法、在来農法と近代農法

⑥地球上の7つのバイオーム毎に展開される特徴的な農業と将来の世界の農業生産拠点について

◾️今回のオンラインで生徒に伝えたいこと
1:有機農業はなぜ始まったのか、その理論について紹介し、原点から参加者とともに考えを深めたい
2:農業のおもしろさについて、いきものを育てることの楽しさについて伝えたい
3:
植物・動物・微生物・昆虫など農業に関係のある生物の神秘について伝えたい

講義名:栽培基礎
講 師:大熊哲仁

◾️経歴

鯉淵学園一筋ですが、

作物園芸農場 施設野菜、花卉、露地野菜担当を歴任。 

露地野菜担当 作物係長の頃から、講師職併任

作物園芸農場長 直営直売所 所長などの後、平成26年から現在のアグリビジネス科 教育職のみに。

令和となり、アグリビジネス科副学科長、学科長を経て、この四月から食品栄養科 科長職。

◾️今回の講義内容について

作物の分類、来歴(知っておいた方が、近くに植えない方が良い野菜など、理解しやすくなる。)
圃場の面積の単位(メートル、反など)
畝の名称 
種のまき方
 
◾️今回のオンラインで生徒に伝えたいこと
基本を知ったうえで、応用とか、儲かる農産物などについて、学んでほしい。
農業の基本は、難しくないので。

講義名:食品衛生
講 師:野口貴彦

◾️経歴

1969年長崎県生まれ。東京農工大学大学院連合農学研究科生物工学専攻修了。博士(農学)。

茨城大学大学院農学研究科資源生物科学専攻修了後、八江農芸(株)育種農業勤務を経て現職。

専門は、分子生物学。担当科目は、微生物学、食品衛生学、生化学など。

祖父が農業を営んでいたため、幼少期から農業に触れる。その中で農業の厳しさと共に、安全で新鮮な農産物の美味しさや大切さを学び、国内農業の重要性について考え始める。大学では、遺伝子工学技術を用いた細菌における有用物質生産の基礎研究や藻類(アオコ)の毒素合成遺伝子群・毒素合成酵素の同定・解析に取り組む。その他、園芸作物(メロンなど)の育種やバイオテクノロジーを用いた優良種苗生産の基礎研究なども取り組む。

現職着任後は、これまでの経験を活かし、安全で新鮮な農産物や食材の旬を十分に理解し、それらを献立に取り入れられる栄養士の養成に日々取り組んでいる。

◾️今回の講義内容について

1.農業において食品衛生を学習する意味

2.我が国における食中毒の発生状況

3.食中毒の原因となる微生物(細菌・ウイルス)とその特徴

4.細菌性食中毒の定義

5.細菌性食中毒の発症型

6.食中毒の事例とその予防方法


◾️今回のオンラインで生徒に伝えたいこと

〇農業の6次産業化(農産物の加工・販売)に取り組む上で、食品衛生管理の知識・技術は重要なこと。

〇食中毒の予防においても、安全な農産物を作ることはとても重要なこと。

〇細菌性食中毒にも様々なタイプがあり、その予防における衛生管理のポイントが異なること。

〇細菌性とウイルス性食中毒では、その予防における衛生管理のポイントが異なること。

講義名:有機畜産
講 師:高田良三

◾️経歴

1979年 静岡大学大学院農学研究科修士課程修了

1981年 農林水産省畜産試験場栄養部栄養第2研究室研究員

1995年 岐阜大学大学院連合農学研究科 博士(農学)

1996年 農林水産省九州農業試験場肉畜生産研究室

2002年 (独)畜産草地研究所上席研究員

2008年 国立大学法人新潟大学農学部農業生産科学科 教授

2020年 鯉淵学園農業栄養専門学校アグリビジネス科 教授

現在に至る

◾️今回の講義内容について

近年話題になっている有機畜産についての解説
1)有機飼料を中心に給与した家畜の飼養

2)抗生物質等の動物用医薬品は極力使用しない

3)アニマルウェルフェアに則った家畜飼養

 
◾️今回のオンラインで生徒に伝えたいこと

一般的な畜産をまず理解することが第一です。
それを踏まえてさらに上をいく有機畜産についての理解を期待したい。
現状では有機畜産はきわめてハードルが高く、有機畜産の実施は難しい。
しかし現状の畜産において改善すべきことは多々ある。
したがって現状の畜産と有機畜産の中間あたりを目指すことがベスト。
 

講義名:総合防除
講 師:中原正一

◾️経歴

(株)環境管理センター 
顧問(アグリ事業開発部)

(公財)鯉淵学園    
嘱託教授Ⅱ種(アグリビジネス科 教育・研究チーム)

 

<経歴>

昭和55年(1980)3月 茨城県立水戸第一高等学校卒

昭和59年(1984)3月 東北大学農学部農学科卒

昭和61年(1986)3月 東京農工大学農学部農学研究科卒(修士)

昭和61年(1986)4月 茨城県入庁 ~ 令和4年(2022)3月 退職

昭和61年~ 農業総合センター園芸研究所(24年間)

平成22年~ 農業総合センター農業大学校(12年間)

令和  4年(2022)4月 茨城県再任用 ~ 令和6年3月 終了

令和  4年~ 農業総合センター農協研究所(2年間)

令和6年(2022)4月 ㈱環境管理センター就職

令和  6年~ 出向にて鯉淵学園勤務(週2回)

◾️今回の講義内容について

総合防除(IPM)の基本

・総合防除とは:IPMの用語解説を行います。

・防除法の分類:農薬以外の防除法について解説します。

・(防除に関わる)中原の思い出:農薬以外の防除法の重要性を実感したエピソードを紹介します

・総合防除の例:生産者が総合防除を実践している事例を紹介します。

◾️今回のオンラインで生徒に伝えたいこと

・持続可能な農業を実現するためには、自然との調和・共生が大切です。

・総合防除(IPM)は、病害お基本を虫や雑草を根絶することではありません。

・総合防除は、「農業生産にダメージが出ないように」病害虫や雑草を管理することです。

・この講座で総合防除の基本を学ぶことが、「持続可能な農業」を考えるきっかけになれば幸いです。

講義名:作物害虫
講 師:前嶋 智

◾️経歴

アグリビジネス科 副学科長
<経歴>
筑波大学卒 
修士(農学)
 

◾️今回の講義内容について
・作物の病害虫とは
・作物病害の原因
・作物の病原体
・作物病害の例
・作物の害虫
・作物害虫の例


◾️今回のオンラインで生徒に伝えたいこと

・作物病害虫被害には様々な側面があること

・作物病態対策の重要性

・作物病害は病原体以外でも起きること

・作物病原体の基本と代表的な病害のイメージ

・作物害虫の基本と代表的な害虫のイメージ

講義名:土壌肥料
講 師:平澤朋美

◾️経歴

2006年3月 東京農業大学応用生物科学部生物応用化学科卒業

2006年4月~2011年3月 株式会社立山エンジニアリング (土壌調査及び分析、土壌改良提案書等の作成業務) 

2011年4月~現在 公益財団法人鯉淵学園 鯉淵学園農業栄養専門学校(アグリビジネス科 講師 有機農業担当)

◾️今回の講義内容について

・土壌とは何か?
・作物の生育にとって好ましい土壌環境について
・肥料とは何か?
・肥料の分類
・肥料計算
・土づくり、施肥管理

◾️今回のオンラインで生徒に伝えたいこと

・作物栽培する上で土、肥料を知ることの大切さ

・土づくりが大切さ

・施肥管理の大切さ

「タネまきから食卓まで」が学べる
農と食の専門学校

学内でのモノづくり、サービス提供などを通じて、経営感覚・現場感覚を普段から意識しています。
本校は園芸農場・畜産農場で生産された農産物を販売しています。また、産学連携により(有)瑞穂農場、(株)NCSアグリサポートが学内で生産をおこなっています。企業による先端技術を学べるほか、毎日の実習から「本当に農業を経営している現場にふれる」実習になっています。
さらに、学内には通年営業している農産物直売所があり、生産から販売まで体験できます。